サイトの全記事目次はこちら
大学職員雑学

大学職員と出世~出世競争の行方はどこか~

大学職員の出世の行き着く先はどこだと思いますか?

大学職員の出世

そもそも総じて企業の出世と比較すると大学職員が平社員から係長や主任といった役職がつくのは、あまり早くはない大学が多いと思います。

知り合いの中で役職をついている大学職員を思い浮かべてみると、30代前半で主任や副課長や課調査補佐など管理職一歩手前になってたら、かなり早い方ですね。30代半ぐらいに役職がついていてようやく標準といった所でしょうか。

管理職はどの役職からは大学によって異なります。課長補佐や副課長を管理職扱いとして残業代が出なくなる大学もあれば、課長以上を管理職とする大学もあります。


また残業時間や残業代を抑制をしたい学校法人は30代前半で課長補佐という事例も聞きます。しかし、そういう大学の職員に出世の話を聞いてみると課長補佐はすぐに誰でもなれるけど、課長補佐から課長には中々上がれないそうです。

そんな課長補佐ゴロゴロいる組織で課長補佐が管理職かと言われれば、どう考えても違いますね。また係長といった役職がある場合は20に係長になる事が多いようです。

Sponsored Link




大学職員の出世と年齢の例

プロパー、つまり新卒で大学職員になった場合は、順当だとこんな出世コースがあるかと思います。

ヒラ職員

年齢:20代前半~後半。

基本は現場の仕事というか作業に従事する。異動も3年おきぐらいが一般的な印象。若いうちは色んな部署に異動する。例えば教学系を経験したら、次は管理系に異動させる(その逆もある)といった感じ。

係長~主任

年齢:20代後半~30代後半

数人の部下を持ち、指示や若手の指導育成をする。管理職ではなく現場指揮官といったイメージです。この辺りから、部署内だけではなく、他部署や教員との調整業務や摂政業務が徐々に出てきます。

課長補佐・副課長から課長

年齢:40代前半から50代頭

順当だと、この辺りで課長補佐とか課長になる職員が多いです。出世競争で差がもっとも顕著に現れる年代とも言えます。40代で課長になれなかったら、定年間際まで課長補佐や情けの課長で終わるケースも多いようです。

部長・事務局長

年齢:50代から定年まで

この辺りは、ポストも非常に少ないですので、その人の仕事の出来次第や運、あとはコネとかも出世に関わる所ですね。

さらに、部長や事務局長の上として稀に理事や理事長になるケースもありますが、余程の実力があるならともかく、外様の職員だとあまり聞かないケースです。

出世はどこで差がつくのか?

では、どこで出世は差がついていくのでしょうか?

係長から主任は、同じ部署に既に係長や主任がいると役職の人数が決まっている場合があります。直ぐ上に係長や主任がいると、上がつっかえていて昇任できなかったりするので運要素も強いですね。

また係長から課長補佐や課長といった管理職になるのがどの大学も大変だと聞きます。係長や主任の時に、現場実務も分かって対外的に調整が出来て、ある程度部下のマネジメントや特出した能力を持っているかが見られるわけです。

また某大学のように運動部かどうかといった要素や、卒業生(OBやOG)を積極的に登用(人事で優遇)する大学組織もあります。多少仕事が出来なくとも卒業生だからという理由で、卒業生の局長や部長が出世を推薦するケースもあります。

私たちの周りを見る限りは、まあある程度の人であれば課長までは温情昇任で上がるケースがほとんどですね。(本当にやばい人は40過ぎても平社員の人がいますが、大概はかなりの理由ありです。)

また大学によって、主任昇任試験といった役職になる為の試験などもあったりします。これで、自分が上に行きたいかを選ぶそうです。しかし、最近は役職いらないとか、残業代が出る主任止まりでいいといった話も様々な大学の職員から聞きます。

中途採用の大学職員と出世

中途採用だと転職した場合は、出世はどうなのだろうと知りたい人もいるかと思います。

例えば、引き抜きでその待遇を提示され、転職をした場合はそれなりのポストを約束されています。一方、転職サイトとかで転職した場合はプロパー(新卒でその大学にずっと勤務している大学職員)よりは出世が遅くなるという事も聞きます。

20代での転職ならともかく、30代で転職した場合は出世が顕著に出てくる例が多いように思います。言うまでもなく、給料も転職と新卒では差がついてしまう事が多いです。

Sponsored Link




大学職員の出世の到達点は?

さて、最後に大学職員の最終到達はどこなのでしょうか?

大学にもよるのですが、大学職員出身で学校法人の理事長、常務理事になった人もいれば大学事務局長の場合もあります。ただ、いずれも役職の席はあまりないので、非常に厳しい競争です。

教員>職員と主張する職員もおりますが、それは組織によって違うとしか言えません。あまりに見識がなさすぎます。職員が非常に強い大学もありますし、職員理事がいる大学も少なくはありません。

人事がこうであるといっても、昨今大学スポーツでニュースになった大学はトップが変わると、主要な役職はそのトップの派閥に入れ替わるという話もあります。その派閥の人間は人事部長などの力がある役職につくが、対抗勢力の部長は組織の中枢の部署ではなく現場の学生支援部長などになるそうです。

大学で働くのは、営業成績みたいに数値はあまり出せませんので、出世には運要素も強いです。

大学の待遇、給与、残業、退職理由などを見るには?このブログでは、あまり知らないような情報や、ネットに蔓延っている嘘の情報に惑わされないようにコラムを書いています。 ただ私たちは数...