仕事体験談

【大学職員の仕事】大学の附属施設や附属機関での仕事~附属農場~

大学によりますが、大学には附属施設や附属機関を持っている事があります。例えば、附属の研究所や附属のセンターなどが代表的です。

そこには大学職員も配置される場合があります。今回はそこでの仕事の体験談です。

大学附属施設の附属農場での仕事

農学部のある大学に勤務しています。農学部には附属の農場や演習林があり、その管理運営を行っていたことがあります。

具体的な仕事は、所属する教職員の労務管理、他部署との連絡調整、施設の一般開放行事の主催などです。

昔と違い、現在は大学にも地域に対する貢献が求められるようになりましたが、農場や演習林は施設や業務内容の特色もあってか、大学のなかでも地域社会との関わりが深い部署であるといえます。

農場では、地元の幼稚園児にリンゴや栗の収穫体験、小学生には田植えの機会を提供したり等、地域との交流の機会が絶えずあります。

その中でも特筆されるべきは、収穫の時期に合わせて行われる農場の一般開放です。そこでは農場でとれた米を来場者に無料でふるまうほか、農場産の農産物を販売したり、地域の農家や食品加工業者、さらには一般の団体にブースを提供してさまざまな催しが行われています。

来場者は年々増加傾向にあり、農場の存在が地域に着実に浸透しつつあることを実感できました。

また演習林では、地域の小学生を対象に、演習林で自然に触れてもらう機会を提供しています。小学生のほか、地域の高校生がボランティアとして参加してくれていて、その中には農学部に興味をもってくれる生徒もいました。

参加する小学生も2回、3回と参加するごとに大人びていくのがわかり、それを見ているだけでも楽しい気分になりました。

大学職員として、行事の全体的な調整や広報活動、対外的な折衝に携わりました。調整業務は相手方が多種多様でしたので、全体的なバランスを取るのに苦労しましたが、行事がうまくいったときの喜びは一入でした。

農場や演習林での業務を通じて大学の地域でのプレゼンスが高まり、それが大学全体の地域でのステータスの向上につながるとすれば、それに勝る喜びはありません。

一般的な学部の事務と異なり、少人数で総務、労務、会計のひととおりの業務に対応する必要がある部署であり、深くはないものの、幅広い業務を経験できるのが農場や演習林の醍醐味です。