仕事体験談

【大学職員の仕事】経営企画や企画の仕事

今回は企画系の仕事の紹介です。大学で企画系の仕事はあまりイメージがつきにくいですし、同業者であっても実はよく知らないという人もいるかと思います。

今回は23区内にある勤務者数は組織全体では約一万人の規模の大学の経営企画の仕事と、総合企画室のお話です。

大規模大学の経営企画の仕事

安定して働ける仕事で、教育に携わりたいという考えがあったのでこの職業を目指しました。大学の法人業務部門にて組織全体の総務を担当する部で勤務していました。

具体的な職務としては、一般企業で言う経営企画のような仕事を担当するチームです。
役員のサポートや会議運営を行っていました。

年次が若いこともあり、それほど責任ある仕事をするというより、チーム内の庶務的な部分、他メンバーサポート部分を主に担当しています。

私の場合は主にサポート業務ではありましたが、望めば一人で担当して企画運営をする業務や海外への出張などもさせてもらえる環境でした。

同期でも3年目頃から大きなシンポジウムの主担当になるケースもあったかと思います。また、組織全体の業務が多岐にわたるので異動を通して通常の一般企業では経験することのできないようなキャリアを積むことができます。

部門にもよるところですが、人員が不足している場合が多いので、残業は割と多いように思います。男女の差がなく総合職的に働くので、女性でも体力的にタフである必要もあります。

また、組織全体が保守的な部分も多いので、それほど風通しが良いとは言い切れません。
勤務していたころは新卒採用からスタートでしたので、勤続5年でしたが月収は約22万程度でした。それにプラスして残業代という形です。

採用1年目は残業が少なく17万円程度の手取りだったため、一人暮らしには余裕がややなかったと記憶しています。ボーナスと合わせると年収は約400万円程度でした。

年次を重ねていけば、徐々に給与が上がっていくので安定した仕事だと思います。
ただし、企業のように劇的に給与が上がったり、ボーナスが増えたりすることはありません。待遇としては、福利厚生も充実しており満足でした。

大学というとのんびりした仕事のイメージがあるかと思いますが、今は一人ひとりに任せられる仕事の量も多く、割と忙しく働くことになると思います。その点は認識されておくとギャップが少なくなるかと思います。

若いうちから一つの業務に固定されて働くより、さまざまな業務を経験したい方にはとてもおすすめです。

総合企画の仕事

私が勤めていたのは、もともと学生として通っていた大学の、総合企画室という部署です。学長の補佐としての業務を行うところです。日常の主な業務は、部署の受付、電話応対、学長や副学長へのお茶出し、企画室で受け持っている仕事での調べもの、書類作成などです。 

時折、学長の講演などに補佐として付き添い、パワーポイントなどの操作をすることもあります。 私はヒラだったので、特別に難しい業務や困難な業務を任されることは無かったと記憶しています。

大学図書館と総務には、友人が職員として勤めていて、業務内容について聞く機会がありましたが、大きい大学ほど、部署によって業務内容はかなり違うようです。

ただ、どの部署でもワードやエクセルなどの基本的なPCの操作や電話応対などができれば特に問題はなく、所属したばかりの状態で特に難しい仕事を与えられることはなかったと思います。

繁忙期は、入学式や卒業式、学内会議がある時などです。 女性職員は、主に会議室や書類の準備、受付、お茶の準備などを行います。 作業自体は単純なことですが、大学の催事や会議はとにかく参加者の人数が多いため、大量の資料や名簿、お茶などをてきぱきと準備して、要領よく受付や案内、配布をするスピード感が重要です。

その他に忙しかったのは、何年かに一度、大学の査定や監査が行われる時期です。大学に所属する全ての教授・助教授などの実績(論文や著作を何年間でどれだけ出しているか等)をデータ化する作業を行います。

私の居た時は、まだ全ての情報がデータ化されておらず、文書で管理していたものも多かったので、昔の文書などを探してデータにまとめるのが大変でした。

楽しかった仕事は、大学にオープンカフェを作ったり、大学図書館のウェブサイトを作成したり、様々な企画に携われたことです。

企画会議から実現までには、思うようにいかないこともありますが、自分が通っていた大学が、今勉強している学生のために変化していく様を目の当たりにし、そこに自分が職員の一人として、僅かながらも関われたことを、感慨深く思いました。